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ニキビ跡の治療

「ニキビの治療」と「ニキビ跡の治療」は全く別のものになるので注意が必要です。

 

皮膚は炎症が起きると何かに攻撃されたと判断して色素細胞を活発化し、色を濃くすることで防御壁を作ろうとします。

これを「炎症後色素沈着」と言います。

 

炎症後色素沈着で、もっともよく見かける例は「日焼け」です。紫外線を浴びると皮膚は防御壁を作ろうとして色素細胞を活発化させ黒くなります。

 

軽く焼いた日焼け跡は、当初、はっきりと境目が見えていても、一年も経つと全く見えなくなります。

つまり、炎症後色素沈着は、炎症がない状態をキープすれば徐々に薄くなって自然と治っていくのが普通です。

 

ところが、水ぶくれになりそうなほど酷く日焼けをしてしまうと何年経っても境目が残ることがあります。

 

「ニキビ」と「ニキビ跡」の関係も、「日焼け」と「日焼け跡」の関係と全く同じです。

軽く炎症が起きただけなら、一旦は黒くなりますが炎症がない状態をキープできれば特に治療をしなくても自然に消えていきます。

ところが、ニキビの炎症が酷いと、ずっとニキビ跡が残ることがあります。

 

炎症後色素沈着に対しレーザー治療をおこなうと、却って黒くなってしまいます。つまり、ニキビ跡にレーザー治療はできません。

 

当院では炎症後色素沈着に対して、2種類のピーリングクリームを用意しています。ご自宅で3ヶ月間塗っていただくクリームです。

きちんと約束事を守っていただく必要はありますが、効果を実感していただけると自負しています。

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