巻き爪の治療(ワイヤー法)
巻き爪は非常に厄介な病気の一つです。
「厄介」という言葉を使うのは幾つか理由があります。
一つは、「原因が取り除けていない場合、再発することがある」点です。
巻き爪の原因には「運動」「足に合わない靴」「歩き方のクセ」「肥満」「足の変形」「感染」などさまざまのものがあります。
原因を取り除くことが、治療の観点でも予防の観点でも非常に重要な要素になります。
もう一つの厄介なことは、「現在、日本の保険医療であまりお勧めできる治療法がない」点です。
保険で認められている巻き爪治療法はどれも基本的に麻酔が必要な手術になります。麻酔がかかってしまえば手術中は痛くないのですが、麻酔の注射自体が痛い上に術後しばらくは痛みがあります。
「麻酔の痛み」「術後の痛み」「術後創の管理」「運動の制限」「術後の爪の変形」など、デメリットが多いのが実情です。
それらに比べ、保険は効かず自費診療となりますが、ワイヤーによる3TO(VHO)式巻き爪矯正治療は麻酔の必要もなく、痛みもほぼありません。
3TO式巻き爪治療法とは、ワイヤーを爪の両側に引っ掛け、専用のフックで巻き上げ固定します。
皮膚や爪に傷をつけることなく、痛みもありません。したがって麻酔の必要もありません。施術当日から、入浴や運動も可能です。
固定したワイヤーは爪が伸びてくるにともなって指先のほうに移動します。
重症巻き爪の場合は、付け替えをしながら1年間ほど継続することをお勧めします。1回の施術で完治することも、1回から3回ほどの付け替えが必要な場合もあります。
1回の施術料金は9100円です。
保険で認められる方法の痛みやその後の変形・後遺症・再発を考えると、痛み無く変形無く治る3TO法をお勧めします。