岸川医院

こんにちは。

東大阪市　布施駅前　岸川医院の岸川です。

 

頭に繰り返し出来る「カサブタ・湿疹」、実はいろいろな病気でできます。なので、ブログで「それはこの病気です！」と言い切るのはちょっと無謀です・・・。

 

せっかく検索して来ていただいたのに、歯切れが悪くって申し訳ないのですが、やはり最終的には「一度、診せてください」という返事になっちゃいます。

 

ざっと思い当たるだけでも、「脂漏性皮膚炎」「毛包炎」「尋常性乾癬」「ケルスス禿瘡」「頭皮白癬」などなどと言い出したらキリがありません。

 

頻度的に一番多いのは脂漏性皮膚炎です。

皮脂分泌が活発な部分に、皮膚常在真菌であるマラセチアが皮膚炎を起こしてできるという説が有力です。効果的な塗り薬がありますが、これが頭皮にできるとなかなか効きにくくて、ずっと気長に塗り続けてもらわないといけません。

 

永年、頭皮の脂漏性皮膚炎で通院していただいていた患者さんが、ある時、「一発で治ったで」と来院されました。

頭を坊主刈りにして薬をつける様にしたそうです。

 

お一人だけの話なので、どなたにでも同じことが言えるとは限りませんが、頭皮の湿疹は薬を塗り続けていても髪の毛に付いてしまう分が多く、なかなか薬が効きにくいこともあるようです。