ウール湿疹
[2017.10.25]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日の続きです。
冬に良くある接触皮膚炎で、一番よく見かけるのは首周りの湿疹です。
寒くなった頃から、なぜか首から下顎にかけて痒みが出て、よく見るとかすかに赤みがありますがそれほど酷くありません。しかし、そのままにしておくと徐々に痒みが増して、最終的には掻き傷を伴った湿疹になります。
そんな患者さんを診ると「ウール湿疹」を疑います。
ウールにかぶれる方は、実は結構多いのです。タートルネックやマフラーがウールでできていると、それらが直接肌に触れる場所に痒みがおきます。
なかなか患者さんご自身でウールの所為だと気付かないのは、タートルネックを着てすぐに痒みが出る場合ばかりじゃないためです。着てすぐに痒かったら、すぐに気付きますが、しばらくして痒みが出ることもあり、タートルネックを着ていない時に痒みが出ると逆になかなかタートルネックの所為だとは思わないことが多いです。
次回に続きます。