ヘルニアの牽引療法
[2018.07.20]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
前回の続きです。
では、椎間板ヘルニアの根本的な治療法とは、どんなものがあるのでしょうか?
まずは、「牽引」です。
腰椎椎間板ヘルニアならば「腰椎牽引」、頚椎椎間板ヘルニアならば「頚椎牽引」という、腰や頚を引っ張る機械があります。
背骨を上下に引っ張ることで、出っ張ってしまった椎間板が元に戻ることがあります。
ただし、一回の施術は10分で、これを可能な限り毎日でも受けていただかなければいけません。
「牽引したら、した後10分間だけ調子が良いけど、すぐにまた同じ状態に戻るので、もう牽引しない」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
おっしゃる通り、牽引療法は1回の施行ですっかりヘルニアが治ってしまうという治療法ではありません。
しかし、牽引療法での症状の消え方のパターンとして、極力毎日でも根気よく牽引を続けてもらうと、した後の調子の良い時間が当初10分だったのが、15分になり、30分になり、1時間になり、1日になりと徐々に時間が延びて最終的には痛みが消えるという経過をたどる方が多いです。
すぐに諦めずに根気よく続けてみましょう。
明日も続きます。