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体重とがん

[2017.06.16]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

厚生労働省発表の「日本人に推奨できるがん予防法」の7番目に挙がっているのは、

「太りすぎない、痩せすぎない。具体的には中年期男性ではBMIで27を超さない、21を下回らない。中年期女性では25を超さない、19を下回らない」です。

 

BMIというのは、身長と体重から割り出す肥満の指数です。

体重を身長で2回割ります。

たとえば、体重64 kgで身長170 cmの人ならば、

BMI = 64÷1.7÷1.7 = 22.1となります。身長の単位はセンチではなく、メートルです。

 このBMIが

25を超すと軽度肥満

30を超すと中等度肥満

35を超すと高度肥満と定義されています。

 肥満があると、食道腺がん・大腸がん・腎臓がん・子宮体がん・閉経後乳がん・膵臓がんの確率が増えてしまうという統計があります。

 では、痩せていればいいかと言うと、BMIが男性で21未満・女性で19未満になると、こちらも却ってがんの確率が増えます。太りすぎも痩せすぎもいけないということです。

 25以上で軽度肥満と言いますが、実は男性においてはBMI 25くらいが一番がんになりにくいのです。

しかし、病気はがんだけではありませんので、他の生活習慣病などを考え合わせると理想のBMIは22くらいだと言われています。

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