夏の感染性胃腸炎
[2018.06.26]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
先週ごろから、一気に気温が上がって「感染性胃腸炎」の患者さんが何名か来院されるようになりました。
感染性胃腸炎とは平たく言うと「食あたり」、食べたものがちょっと古かったのです。
突然、熱もしくは寒気・発汗が出て、下痢と嘔吐が始まります。
腸の調子を整えるために整腸剤
熱がひどい場合は消炎鎮痛剤
吐き気を止めるために制吐剤
原因菌をやっつけるために抗生剤(ノロウィルスならば抗生剤は効かないので使いません。が、ノロウィルスは冬に多く、今シーズンの流行は終わっています。)
などが必要になります。
何を口に入れてもすぐに吐いてしまうので薬が飲めない場合は、吐き気止めの坐薬を使って、少しでも吐き気がマシになったところで薬を飲んでもらうこともあります。
熱と下痢・嘔吐で脱水になっていることも多く、点滴で少しでも補液するほうが良いでしょう。
食べ物は出来るだけしっかり火を通し、あまり長時間常温に置かないように気をつけましょう。