尿路結石
[2014.11.15]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日の続きです。
まず、尿路結石のご説明をしましょう。
背中の両側に腎臓という尿を作っている臓器があります。
そこで作られた尿は尿管という細い管で下腹部まで運ばれます。
下腹部には膀胱という袋があって、そこに尿は溜められます。
膀胱に尿がある程度溜まると尿意を感じます。
尿は膀胱から尿道という管で体外に排泄されます。
尿の中のシュウ酸や尿酸という成分が濃いと、腎臓の中で析出して、固体化することがあります。
その結晶が大きくなると、砂粒くらいのものから、大きいものでは数センチの石になるわけです。
できた石は、腎臓の中でじっとしていることもありますが、何かの拍子に流れると尿管を通って下に降りてきます。
ところが、膀胱や尿道は伸縮性に富んでいるのですが、尿管はあまり伸び縮みしません。
明日も続きます。