岸川医院

こんにちは。

東大阪市　布施駅前　岸川医院の岸川です。

 

「右手と左手の血圧が違うんですけど、大丈夫でしょうか？」と質問されることがあります。

質問に質問で返答してはいけないそうですが、この質問には質問でお返事させてください。

「どれくらい違いますか？」

 

昨日もお話したように、脈の一拍一拍で血圧は異なるのが普通です。

左右の腕で血圧が違うと言っても、自宅に２つ、腕で測る血圧計をお持ちで、同時に測ってみたという方は少ないでしょう。おそらく、「片方の腕で測った後で、もう一方に巻き直して測った血圧が違う値だった」ということですよね。

 

それならば、一拍一拍で10 mmHgくらい違うのが普通ですので、その範囲ならば全く心配ありません。

しかし、10 mmHg以上違う場合はどうでしょう。

 

値にもよるのですが、あまりにもかけ離れた値の場合、左右の動脈のうち、どちらか一方が狭くなっていることを考えなければいけません。

右腕に行く右鎖骨下動脈が狭くなっていると、右腕で測った血圧は実際の血圧よりも低くなってしまいます。

詳しく調べる必要があります。

ご相談ください。