帯状疱疹は二度かかる?
[2017.07.04]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
帯状疱疹の話の続きです。
「帯状疱疹は一度かかったらもう二度とかからない」と一般的によく言われます。
しかし、実際には「数年前に間違いなく帯状疱疹にかかったことがあるのに、今回もどう見ても間違いなく帯状疱疹」という人がたまにいらっしゃるのです。
医学的な証明もなく、推測の域を出ないのですが・・・。
かつては抗ウィルス薬も存在せず、帯状疱疹にかかっても対症療法のみで自然に免疫細胞がウィルスをやっつけてくれるのを待つしかありませんでした。
しかし、今は早い段階から抗ウィルス薬を使うことが出来ます。
上手く行くと、数日前から痛みがあって今朝からちょっとボツボツが出たくらいの状態で抗ウィルス薬を飲んでもらえることもあります。そんな場合は、大概スッと発疹も引いて痛みも短い期間で引いてしまうことがほとんどです。
ひょっとすると、そんな場合は免疫細胞が反応を覚えるより先に薬がウィルスをやっつけてしまうのかもしれませんね。
いえ、証拠は無いんですけどね・・・。