弾発指とは?
[2014.08.10]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
「弾発指(だんぱつし)」の続きです。
弾発指って何なんでしょ?
弾発指とは、指の腱鞘炎がひどくなって指が動きにくくなる病気です。
指が動くのは筋肉が収縮して指の骨を引っ張るからです。
直接、骨にくっついている筋肉もありますが、指のように細い部分の場合、筋肉から腱が出てその腱が骨にくっついている場合もあります。
腱には鞘が付いていることが多いです。
刀の刃と鞘のように、腱は腱鞘という鞘の中をスムーズに行ったり来たりします。
ところが、その腱鞘に炎症が起きると鞘が腫れて中の通り道が狭くなってしまいます。狭くなると腱がスムーズに出入りできません。
すると、「指が曲がらない」「もう一方の手で無理やり曲げると曲がる」「その時、痛い」「曲がったわ良いが、今度は伸びない」「もう一方の手で無理やり伸ばすとカクンと急に伸びる」「その時、痛い」などの症状が出ます。
それぞれの症状はどれも必ずあるわけではなく、どれか一つのこともあれば、幾つかのこともあれば、全部のこともあります。
明日も続きを書きますね。