急性喉頭蓋炎とは
[2017.07.21]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
気管の入り口に喉頭蓋(こうとうがい)という「ふた」があることを前回、お話ししました。
普段は気管に食べ物が入るのを防ぐために役立っているのですが、ごく稀にひどい風邪の際、急激に腫れることがあります。
これを「急性喉頭蓋炎」と言います。
気管の入り口にあるふたが腫れると、空気の通り道を塞ぎ、最悪の場合、窒息してしまいます。
のどがひどく痛む風邪の場合は注意が必要です。
のど仏の辺りから「ヒューヒュー」という空気が通る音が聞こえるようになったら、一刻の猶予もありません。すぐに病院を受診してください。
ただ、急性喉頭蓋炎は稀な疾患です。
のどが痛む風邪だからと言って闇雲に恐れる必要はないのですが、稀にそんなこともあるという事実を頭の隅に置いておくだけで随分安心感が違いますよね。