感染したピアス
[2016.11.24]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日の続きです。
「異物がある状態で、感染を完全にコントロールするのはほぼ不可能」という話は、感染性胆のう結石症や歯周病に限った話ではありません。
他にも、ピアスに感染してしまうことがあります。
ピアスの穴に細菌感染を起こしているとき、「せっかく開けた穴だから、なんとかピアスを入れたままで抗生剤だけで治療したい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
しかし、やはりそれは非常に難しいとしかお答えできません。
ただし、感染性胆のう結石のように急激な悪化で重症化する可能性や、歯周病のようにうかうかしているとどんどん骨を溶かして進行してしまうような可能性は、ピアスの場合は比較的少ないです。
まず、抗生剤を試してみて、それでもダメならやはり今回のピアスホールは諦めてもらうしか無いのかもしれませんね。