手が黄色い
[2016.12.27]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
時に「手のひらが黄色い」という主訴の患者さんがいらっしゃることがあります。
「皮膚が黄色い」と聞くと、やはり一番怖いのは黄疸です。
肝臓・胆のう・胆道に異常があると、血液中にビリルビンという色素が漏れだし、皮膚が黄色くなることがあります。ただし、肝胆の病気があれば必ず黄疸になるという訳ではありません。
黄疸が出ている状態は、何か緊急で治療をしたほうが良いことが多いです。急を要する状態と言えます。
当院では、院内迅速血液検査を実施していますので、検査内容にもよりますがおおよそ30分以内で検査結果を聞いていただけます。
黄疸の定義が「血液中のビリルビンが高くなった状態」ですので、血液検査の総ビリルビンが基準値内だった場合、「黄疸」は絶対にあり得ません。
では、黄疸ではないのに手が黄色くなる病気とは一体なんでしょう?
明日も続きます。