朝の血圧が高い
[2017.09.25]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
前回は「身体の中では、戦闘体勢の交感神経とリラックスの副交感神経が天秤のように片方が緊張すると片方が緩まるのを繰り返している」というお話でした。
たとえば、夜寝ている間は副交感神経が優位です。
しかし、目が覚めた瞬間に交感神経が優位になります。
寝ていてリラックスしている状態から戦闘態勢に身体が切り替わるのですね。
同時に血圧も上がるのが普通です。
しかし、その際、上がり過ぎてオーバーシュートする人がいます。
その状態を「早朝高血圧」と言います。
一日のうちで早朝だけ血圧が高い方は、入院でもしていただかない限りなかなか普通の診療所では発見できません。なので、自宅血圧測定が大事なのですね。
早朝だけといえども、早朝は脳卒中や心筋梗塞が起こりやすい時間帯です。
きちんとコントロールするほうが良いでしょう。