水腎症
[2018.03.20]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日の続きです。
運悪く、できた石が尿管の太さより大きいと、尿管が石で詰まってしまいます。
完全に閉塞してしまうと、大変なことになります。
尿管が詰まっているかどうかなんてことはお構いなしに、上の腎臓は尿を作り続けますので、完全閉塞すると腎臓は自分が作った尿の所為でパンパンに腫れあがり、最悪の場合、水腎症になってまったく機能しなくなってしまうこともあり得ます。
そのままの状態が長期にわたると、完全に腎臓が死んでしまいます。後になって石を取り除いても、腎臓の機能は回復しません。
完全閉塞でなければ、腎機能が障害されることはありません。
しかし、完全閉塞でなくても、通過障害を起こすと、尿管は頑張って尿を下に流そうと努力します。
その時に痛みが出るのですね。
次回に続きます。