疾患・年齢別血圧基準値
[2018.01.12]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
血圧の基準値の続きです。
日本高血圧学会が推奨している新基準は、3種類あるというお話でした。
具体的には、
糖尿病や慢性腎機能障害がある患者さんは、「130/80(125/75)」
74歳以下の患者さんは、「140/90(135/85)」
75歳以上の患者さんは、「150/90(145/85)」
です。
( )の中はその直前に書いてある値から5ずつ減っているだけです。こちらは、ご自宅での基準値です。医療機関で測ってもらう場合は、5だけ高めの基準値になります。
「糖尿で75歳以上だと?」
130/80(125/75)になります。
年齢に関係無く、糖尿病や慢性腎機能障害がある患者さんは、130/80(125/75)を目標値にしなければいけません。
それらの疾患が無い方は、140/90(135/85)を目標にします。
それらの疾患がなく75歳以上の方は、もう少し緩く150/90(145/85)でも構いません。ただし、脳梗塞や心筋梗塞・狭心症をやったことがある人は、75歳以上でも140/90(135/85)を目標にしたほうが良いでしょう。