脳腫瘍
[2016.06.06]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
前回の続きです。
前回までは「怖い頭痛」の代表格である頭蓋内出血のお話をしてきました。
今日は、「怖い頭痛」の二番目に来る「脳腫瘍」のお話です。
脳腫瘍は数万人から十数万に1人の珍しい病気です。
しかし、珍しいと言っても、その割合ならば大阪市に百人以上は脳腫瘍の患者さんがいらっしゃるということですよね。
脳腫瘍の頭痛の特徴は、「ゆっくりとじわじわ、しかし、確実に酷くなっていく頭痛」です。
「半年前から頭痛がちょくちょく出てた」とおっしゃると、程度と頻度に変化があるかをお聞きするようにしています。
「半年前に比べて頭痛は酷くなってきていますか?」「何日に一度くらい頭痛が起きますか?半年前に比べて、頻繁に起きるようになっていませんか?」
もし、半年前に比べて、頭痛の程度も回数も悪くなっているようならば、脳腫瘍を否定するためにMRIを撮らなければいけません。
明日も続きます。