自宅で高い血圧
[2017.09.13]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日、「白衣高血圧」というお話をしました。
精神的な緊張で病院や健診でだけ血圧が上がってしまうことをそう呼びます。もちろん、治療の必要はありません。白衣高血圧の方が、血圧を下げる薬を飲むと、普段の血圧が下がり過ぎてしまいます。
逆に、「病院では基準値内なのに自宅で測ると高い」という患者さんもたまにいらっしゃいます。
具体的には、院内では120から130台/70台くらいなのに、自宅では150から160台/90台くらいです。
そんな時は、まず、ご自宅の血圧計が、「二の腕で測るタイプ」か「手首で測るタイプ」か「指で測るタイプ」かをうかがいます。
どうしても、手首や指の血圧計は不正確になってしまうこともあるので、その場合は一度医院に自宅血圧計を持参していただき、院内の血圧計と同時に測ってみて比較します。
院内の血圧に比べ、持参していただいた血圧計が明らかに高い値を出す傾向にあるならば、残念ながらその血圧計は使えません。二の腕で測るタイプの血圧計を買い直していただくことがお勧めです。
では、「いえ、自宅のも二の腕で測るタイプです」とおっしゃる場合はどんなことが考えられるでしょうか?
次回に続きます。