花粉症 眼の薬
[2017.02.18]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日の続きです。
昨日までは「鼻の症状にはステロイド点鼻薬をお勧めする」とご説明してきました。
では、眼の症状にはどういった薬があるのでしょうか。
もちろん、飲み薬の抗ヒスタミン薬は眼の症状にも効きますので、毎日服用されることがお勧めです。
さらに、それでも抑えきれない眼の症状には、鼻の症状同様に、眼にも局所療法をおこないます。点眼薬(目薬)です。
しかし、眼に使う場合、鼻のようなステロイドはお勧めしません。
眼にステロイドを使い続けると、緑内障や白内障の確率が増えてしまうからです。
ですので、点眼薬は抗ヒスタミンやケミカルメディエーター抑制薬の点眼薬をお勧めします。
ステロイドの点眼薬も製品として存在しています。長期の連用で副作用の確率が増えますので、「白眼が浮腫んで炎症が非常に酷い場合などは短期間ステロイド点眼を使って良くなったらすぐに中止する」といった使い方が正しい使い方です。
次回に続きます。