血圧を測る場所
[2015.03.23]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
前回の続きです。
血圧とは、動脈内部の圧のことです。
つまり、全身のどの動脈でも血圧は測れるのですが、肘の内側にある上腕動脈が比較的測りやすいので、そこで測ることが多いのです。
たとえば、手術のときなどに、手術をする部位によっては上腕動脈で血圧が測りにくいことがあります。その時は足の動脈で血圧をモニターすることもあります。
動脈内部の圧ということは、心臓が押し出している血液の圧ということになります。
心臓というポンプがあってそこから沢山の管が出ていると想像してください。その管の中の圧が血圧です。
ですから、管の途中でどこか細くなっているところがあると、そこから先の圧はポンプが押し出している圧より低くなってしまいます。
極端なことを言えば、何かが管の外から強く管を圧迫していると、そこから先には圧が伝わっていないかもしれません。
血圧でも同じことが言えます。
明日も続きます。