血圧自宅測定の重要性
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日までご説明してきた「白衣高血圧」や「早朝高血圧」という現象があるため、1ヶ月に1・2度診療所に通院していただいた時だけの血圧で、「普段から血圧は大丈夫」と言い切るのが如何に難しいかがご理解いただけると思います。
血圧はちょっとしたことで変動し続けているので、1ヶ月に1・2度の測定ではどうしても当てにならないのです。
なので、「自宅測定」が強くお勧めなのですが、ではご自宅に血圧計を買っていただいて、朝晩測るとしましょう。
「一生、測り続けないといけないの?」という疑問が湧いてきます。
朝晩の測定が全く苦にならない方も多いです。そんな方は、やっぱりずっと継続して測っていただくのをお勧めします。
しかし、「毎日とか面倒くさくて続かないよ」「昔買った血圧計が家にあって、最初は測ってたけどもう測ってない」とおっしゃる方は「曜日を決めて測る」とかはいかがでしょうか?
「月曜と木曜だけ測る」とか「毎月、月初めの1日から7日まで測って異常なかったら、そこから月末まではスキップする」とか、もうそれも面倒くさければ「月曜だけ測る」でも構いません。
しばらく測ってみて同じ様な値で安定していたら、ついついもう測らなくなりがちです。しかし、季節の変わり目や秋から冬にかけて血圧は結構変動します。夏も下がりすぎたりして、夏の間だけ血圧の薬を減らしたほうが良い方もいらっしゃいます。
全くご自宅で測らなくなるよりは、週に一回でも良いですので測っていただくほうが血圧のコントロールはしやすいです。