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つま先着地のランニングフォーム

[2015.02.21]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

昨日の続きです。

 

実際に「かかと着地」と「つま先着地」を試してもらうとすぐに解るのですが、

かかと着地の場合、膝は伸び切って着地、大きなストライドで、飛び跳ねるように上下動が大きめで走ることになります。

それに対し、つま先着地の場合は、膝は少し曲がった状態で着地します。歩幅は狭く、ピッチ走法となり、頭の位置はあまり変わらず上下動少なく、ストストストストと忍者のように走ることになります。

 

最近の統計では、経験豊富で速いランナーほど、ピッチ回数は多く、上下動は少なく、接地時間は短い傾向にあることが解っています。

「つま先着地」を心掛けるだけで、経験豊富でなくても自然にピッチ回数は多くなり上下動は少なくなります。

 

さらに、地面からの衝撃に関して比較すると、「かかと着地」の場合、真っ直ぐ伸びきった膝では力の逃がしようがなく、ひたすら膝関節軟骨で衝撃に耐えるしかありません。

それに対し、「つま先着地」では、膝は軽く曲がった状態で着地しますので膝を曲げ伸ばしする筋肉で衝撃を吸収できます。同時に、かかとは着地してないわけですから、足首の関節も衝撃吸収に一役買います。

 

結果的に、つま先着地をすれば、地面からの衝撃を太股やスネの筋肉を使って吸収することが出来るのです。

ひたすら関節軟骨で耐える「かかと着地」とは大違いです。

 

明日も続きます。

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