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インスリン注射は体に優しい治療

[2015.04.14]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

糖尿病(2型)治療薬には、いろいろな種類のお薬があります。

 

お一人お一人に合った種類のお薬を処方しますが、徐々に重症化してくるとどうしても複数のお薬を併用せざるを得なくなります。

 

人の体内では、膵臓からインスリンという血糖を下げるホルモンが分泌されています。

膵臓が疲れてもうインスリンを充分に出せなくなることも糖尿病の原因の一つです。

 

なので、重症糖尿病の方に飲み薬を処方すると、「もっと頑張れ。もっとインスリン出せ」ともう疲れ切ってへとへとになっている膵臓にさらに鞭打つような状態になってしまうことが珍しくありません。

 

それに対して、インスリン注射をすると、体内の膵臓に代わって必要なインスリンを体外から入れることになります。すると、疲れ切った膵臓は休憩できるのです。

 

膵臓は、しばらく休憩すると、また頑張って働けるようになります。

一度インスリンを打ち始めると一生止められなくなると思っている方が多いですが、必ずしもそうとは限りません。それは休憩した膵臓がまた働けるようになるからです。

 

インスリン注射は、手間も大変ですし少し痛いですし、飲み薬に比べたらややめんどくさい治療と言わざるを得ませんが、身体にはずっと優しい治療なのです。

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