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インナーかぶれ

[2017.10.28]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

昨日の続きです。

 

化学繊維湿疹の話です。

 

皮膚科医の間では「ヒートテ○ク湿疹」と呼んだりもします。ということは、冬に限らず夏にも「ヒンヤリ素材湿疹」が起きうるってことですよね。実際、あります。しかし、やはり冬の「ヒート○ック湿疹」のほうがよく見かけます。おそらく、冬の乾燥により皮脂欠乏性湿疹の要素も関係しているのでしょう。

 

特定の商品に限らず、化繊にかぶれる方は結構いらっしゃいます。

ウールと化繊はかぶれやすい素材なのです。かぶれにくい素材は綿とシルクですが、なんともそれだけでは寒そうですね・・・。どうしても化繊にかぶれる方は、直接肌に触れる場所には綿を使い、その上に暖かな素材のものを重ね着がお勧めです。

 

化学繊維湿疹の特徴は、肩や腰などの外側に出っ張っている部分に起きやすいことです。

出っ張っている部分がより強く擦れますので湿疹が起きやすいのだと推測できます。

 

逆に凹んでいる部分には比較的できにくいのですが、ひどくなってくるとインナーが触れている部分に一致して湿疹を起こす場合もあります。そうなると、手首から先や首から上には湿疹が起きず、ちょうどシャツの形にかぶれますので、ご本人もインナーにかぶれていると気付きやすいです。

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