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ウール湿疹

[2016.02.12]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

前回の続きです。

冬に良くある接触皮膚炎で、一番よく見かけるのは首周りの湿疹です。

 

寒くなった頃から、なぜか首から下顎にかけて痒みが出て、よく見るとかすかに赤みがありますがそれほど酷くありません。しかし、そのままにしておくと徐々に痒みが増して、最終的には掻き傷を伴った湿疹になります。

 

そんな患者さんを診ると「ウール湿疹」を疑います。

ウールにかぶれる方は、実は結構多いのです。タートルネックやマフラーがウールでできていると、それらが直接肌に触れる場所に痒みがおきます。

 

なかなか患者さんご自身でウールの所為だと気付かないのは、タートルネックを着てすぐに痒みが出る場合ばかりじゃないためです。着てすぐに痒かったら、すぐに気付きますが、しばらくして痒みが出ることもあり、タートルネックを着ていない時に痒みが出ると逆になかなかタートルネックの所為だとは思わないことが多いです。

 

次回に続きます。

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