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コンプライアンスとアドヒアランス

[2014.04.08]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

コンプライアンスとアドヒアランス、なんて医学用語があります。

 

コンプライアンスというのは、医者が薬を出した時に患者さんがちゃんと指示通り飲んでくれる度合いのことです。

 

つまり、「あの患者さんはコンプライアンスが悪くって・・・」というのは、「ちゃんと薬飲んでくれない患者さんだなぁ」という愚痴です。

 

言い訳じゃないですけど、「なんだか、上から目線の嫌な言葉だなぁ・・・」と思っていました。

医者がむりやり薬を処方しても患者さんご自身が薬を飲むことに納得していなければ、ダイニングテーブルの飾りか箪笥の肥やしになるだけだと以前から思っていました。今も思っています。

 

どうやらそう感じている医者はたくさんいたようで、今ではアドヒアランスという単語を使うようになっています。

 

アドヒアランスとは、「患者さんご自身が治療の必要性を理解して自主的に治療に参加する」という意味です。

 

糖尿病・高血圧症・脂質異常症などの生活習慣病は、当初全くの無症状であることがほとんどで、いきなり「薬を飲む必要があります」とだけ言われても納得しがたいのも当然です。

「飲まなければ身体のどの部分がどのように傷んでしまうのか」「どういった症状が出てくる可能性があるか」など、かかりつけ医によく質問・相談されるのがお勧めです。

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