メニュー

ゴマドレッシングと糖尿病

[2017.06.03]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

毎月、糖尿病の血液検査を受けていただいていて、それまですごく良かったHbA1cが突然急激に悪化することがあります。

 たとえば、「先月6.2%だったのが突然今月は7.7%」などです。

 

目安として大雑把にお話しすると、HbA1cは「7.0%未満が糖尿のコントロールが良い状態」「8.0%を越すとインスリンの開始を考慮すべき状態」と判断されます。

6.2%が7.7%ということは、「すごくコントロールが良い人」が急に「インスリンを使うべき値の一歩手前」ということです。

 

「何か先月と違う食べ物を毎日食べるようになったりしてませんか?」とうかがうと、「暑くなって食欲が無くなったので毎日アイスクリームを食べてた」とおっしゃる方もいらっしゃいます。そんな場合は、やっぱりアイスクリームが悪さしてるんですよね。

 

しかし、「特に何も食べるもん変わってないけど・・・」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

そんな場合、一つずつ詳しく食事内容を聞かせていただくと、「ある食品」がかなりの頻度で登場します。

 

「ゴマドレッシング」です。

 

「ゴマは身体に良いと聞いたので、毎日食べるようにしてみた」とか「美味しいので何にでもかける」という方は注意が必要です。

 もちろんゴマドレッシングを毎日食べるからといって必ず糖尿病になる訳ではありません。血液中の糖を下げる能力(耐糖能)は一人一人で違うからです。しかし、「少し耐糖能が弱めだけど普通の食事なら糖尿病と言える値にまではならない」という方が毎日ゴマドレッシングを食べると簡単に糖尿病の領域に入ってしまうことがあります。

 気になる方は是非一度血液検査してみましょう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME