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トランス脂肪酸を含む食品

[2017.03.01]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

昨日の続きです。

 

「体内のコレステロール値を下げるのは不飽和脂肪酸」と知られていますが、実はトランス脂肪酸も不飽和脂肪酸の一種なのです。 ですから、不飽和脂肪酸ならば何をどれだけ食べても大丈夫という訳では決してありません。

 

トランス脂肪酸は、牛やヤギの肉や乳に含まれています。このため、バターなどの乳製品にもわずかに含まれています。

しかし、その濃度は肉や乳中の脂質のうち数%と、大量に摂らなければ問題にならない量です。

 

それよりも、マーガリンやショートニングの中には十数%のトランス脂肪酸が含まれています。

 

日本では特にトランス脂肪酸の規制は無いのですが、欧米では含有濃度を法律で規制している国もあります。

 

今後、脂質異常症の食事療法にはしばらく注目する必要があるでしょう。

新しい論文で新しいことが提唱されると、食事療法も変わってくる可能性があるからです。

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