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バンソウコで治らない傷

[2016.02.24]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

「擦り傷に市販のバンソウコ貼ってたら、かえって治りが遅い」なんて経験ないですか?

 

えーと、よく薬局で売ってるバンソウコありますよね、今からそれの悪口を書くので商品名は言えないのですが、皆さんが「バンソウコ」と聞いてパッと思い描くカタカタ六文字とかカタカナ三文字の商品です。

 

スパッと切った小さな切り傷でもう血も止まってるような場合、バンソウコで傷をくるんでおくことに意味はあります。それとて、「縫うほどじゃないから傷が開かないようにテープで止めておきましょう」くらいの意味で、バンソウコに付いてる小さなガーゼは何の役にも立っていません。

 

ましてや、いわゆる「キジル」(浸出液と言います)がじゅくじゅくと出ているような傷にバンソウコを貼ると、非常に高い確率で細菌感染を起こします。

 

バイ菌が傷につくと、当初の傷より深くなり、かえって治りが遅くなるのです。

 

理由は、次回に続きます。

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