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坐骨神経痛

[2016.04.22]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

「坐骨神経痛」ってよく耳にしますよね。

坐骨神経痛は、坐骨神経の領域が痛くなる症状のことを指します。

 

坐骨神経とは、腰の背骨や骨盤から出た神経が集まって、お尻や太股の後ろ側を通って、足の知覚や運動を担っている神経です。

 

なので、坐骨神経痛ではお尻や太股の後ろ側が痛くなります。

 

しかし、実はこの「坐骨神経痛」は病名ではありません。病名では無く、症状名です。

 

病名と症状名ってどう違うのでしょうか?

 

たとえば、「風邪(急性上気道炎)」が病名です。それに対して、「咳」とか「鼻漏(鼻水)」とか「咽頭痛」が症状名です。

 

「咳」という症状を起こす病気の中で、最もよく見かける病気は「風邪」ですよね。

しかし、だからと言って咳がある人がみんな風邪とは限りません。頻度的には少数派でも、肺炎の人もいれば結核の人もいれば喘息の人もいれば肺がんの人もいます。

 

同じように、坐骨神経痛を起こす病気の中で、最もよく見かける病気は「腰椎椎間板ヘルニア」です。

しかし、だからと言って坐骨神経痛がある人がみんなヘルニアとは限りません。腰椎すべり症の人もいれば脊柱管狭窄症の人もいれば背骨に転移性の悪性腫瘍がある場合もあり得ます。

 

なので、診察して坐骨神経痛が認められた場合は、レントゲンやMRIでさらに詳しい検査を強くお勧めしています。

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