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帯状疱疹の診断

[2015.11.06]
こんにちは。 東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。 帯状疱疹の話の続きです。 発疹が出てしまっている状態で、帯状疱疹の診断に悩むことはほぼありません。 帯状疱疹の発疹は、小さな水ぶくれが神経走行に沿って多発して、ぴりぴりと痛く、周りが赤くなります。身体の中心線を少しだけ越すこともありますが、両側に出ることはほぼゼロと考えて間違いありません。 見た目が非常に特徴的です。なので、発疹が出てしまっていれば、あまり悩むことはありません。 問題は発疹がまだ出ていない状態です。 実は、帯状疱疹は発疹が出るより先に神経痛だけ出てしまうこともあるのです。 神経痛だけだと、見た目は全く正常の皮膚で、単に痛いだけです。その状態で「これは帯状疱疹だ」と断言するのはなんぼなんでも無理難題と言えるでしょう。 「帯状疱疹の可能性も考えて、とりあえず薬だけ飲んでみてください」も、ダメです。 ウィルスをやっつける薬は、それなりに副作用もあり得ます。確信が無いのに処方できるような薬ではないのです。 結局、「注意深く毎日痛いとこを鏡でチェックしてください。ちょっとでも赤いぼつぼつが出始めたら、すぐに来院してください」とご説明するしかないことも多いです。
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