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後鼻漏とは?

[2018.02.17]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

後鼻漏(こうびろう)の話の続きです。

 

鼻の穴を奥のほうまでたどって行くと、のどで口と合流しますよね。鼻と口で二つの道が、のどで一つに合流するわけです。正確に言うと、鼻の道は左右に一つずつありますので、三つの道が合流するのですが。

 

鼻水は、鼻粘膜で作られます。

実は、風邪をひいていない時でも鼻水は分泌され、鼻粘膜についたほこりなどを洗い流しています。

しかし、通常の量ならば、鼻水が鼻の穴から出てくるほどにはならず、自覚されないのです。

 

自覚されない通常の鼻水は、後ろのほうへ流れて、のどに落ちていきます。

知らないほうが良かった話になるかもしれませんが、のどに落ちた鼻水は、無意識に胃に流れて、また水分として再利用されます。

 

自覚されない理由は、単に量的な問題です。少ないので解らないのです。

ところが、風邪や花粉症などで鼻炎の状態になると鼻水の量が増えます。量が増えると、前や後ろに流れます。

 

前に流れ出すと「鼻水」ですよね。

後ろに流れると、鼻からのどの方へ後ろの壁を伝って液体が流れているのを自覚できるようになります。これが「後鼻漏」です。

 

次回に続きます。

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