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水虫が再発しやすいワケ

[2015.07.06]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

これから暑くなってくると水虫の季節ですねえ。

 

水虫というのは、白癬菌というカビが皮膚の表面で増えて湿疹を起こすことを言います。

インキンやタムシも同じ菌で生じます。

 

よく効く薬がありますので多くの場合問題なく改善しますが、時に非常にしつこく再発するのも事実です。

 

カビには胞子と言って、植物で言えば種のような状態があります。

胞子の時は殻が硬く、薬が効きません。しかし、湿疹も起こしません。

胞子が発芽して成長すると、薬が効くようになり、湿疹を起こすようになります。

 

つまり、薬を塗ると発芽したカビはやっつけられますが、胞子は残ってしまうのです。

胞子だけ残ると湿疹は起こさないので、皮膚の見た目は正常に戻ります。

「良くなった」と思ってそこで薬を止めると、胞子はまだ残っていて、いずれ発芽して湿疹を再発させます。

 

なので、再発させないコツは、「見た目が良くなったと思ってから2ヶ月塗り続けること」です。

そうすれば、残った胞子から新しく生えてくる芽を全てやっつけることが出来るからです。

 

まぁ、それでも再発はあるんですよね・・・その話はまた次回いたします。

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