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筋収縮性頭痛

[2016.06.14]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

昨日の続きです。

 

「怖くない頭痛」の二番手に上がってくるのは、「筋収縮性頭痛」でしょう。

 

首筋から後頭部にかけて締め付けるような頭痛が特徴です。

肩こりが酷いとこの頭痛になりやすいです。

 

肩こりの筋肉である僧帽筋(キリスト教のお坊さんがかぶる帽子と形が似ているのでこの名前という話なのですが、私はキリスト教のお坊さんの帽子を見たことがありませんのでよく解りません。筋肉自体は菱形をしているのですが)という筋肉は、肩だけでは無く、後頭部の上のほうまで伸びています。

 

この筋肉が肩こりで硬くなって収縮していると、その領域での神経痛が出るのですね。

頭にまで広がっているので、頭の神経痛が出ると頭痛になります。

 

持続性の頭痛で、この頭痛もまた非常に不快な症状を出しますが、命に関わることにはならないのでとにかくお薬で抑えていけば心配は無いわけです。

 

さらに、「僧帽筋 ストレッチ」などで検索していただき、毎日肩のストレッチをすれば頭痛も出にくくなります。

 

酷くなると吐き気を催すことはありますが、血管性頭痛と違い、寝込むほどにはなりません。

 

「単に肩こりが酷い所為で筋収縮性頭痛が続くな」と思っていたら、実は頚椎に疾患があってその所為で頑固な肩こりがある場合も稀にあり得ますので、経過や他の症状によっては頚椎MRIが必要なこともあります。

 

明日も続きます。

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