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薬の副作用

[2015.06.02]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

製薬会社はできるだけ副作用の少ない薬を作る努力を続けています。しかし、薬の副作用は、どうしてもゼロにはならないのです。自然のものを使用する漢方薬やアロマでも、体質に合わず副作用が出ることがあります。ビタミン剤で副作用が出る人もいるくらいです。

 

一体、なぜなのでしょうか?

 

それは、人が100人いれば、体質は100通りあるからです。

例えば、カニアレルギーを持っている人にとって、カニという食べ物は「毒」です。他の人にとっては食材であるカニも、アレルギーを持っている人にとっては、毒以外の何物でもありません。しかも、カニを食べてみるまで自分がカニアレルギーを持っているかどうかは解らないのです。

 

薬にも同じ事が言えます。

たまたま体質に合わない薬だと、蕁麻疹が出たり肝臓に負担が掛かったりすることがあります。しかし、体質に合うか合わないかは飲んでみるまで解らないのです。

 

しかし、副作用の出る確率は、非常に低くおさえられています。

よく「血圧の薬を飲み始めると、一生飲み続けなければいけなくなるから飲みたくない」とおっしゃる方がいますが、高血圧を放置しておくと、無症状のうちに血管が弱ってしまう確率は100%です。それに対して、副作用はもっと低い確率です。

 

副作用の出る「低い確率」を恐れて、もっと怖い病気を放置しないようにしましょう。

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