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虫垂炎の手術の時期

[2014.07.14]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

虫垂炎の話の続きです。

 

盲腸・虫垂は、右下腹部にあります。

なので、虫垂で細菌感染を起こすと、右下腹部が痛くなります。

 

酷くなって虫垂が破れると、お腹全体に細菌が広がって腹膜炎を起こすこともあります。こうなると腹痛の範囲は広がって、緊急手術が必要です。内科的に治療することが不可能になってしまいます。

 

そうならない内に「抗生剤を使って散らす」か「大事をとって早めに小さな傷で手術をしてしまう」かの二者択一をしなければいけません。

 

「盲腸を散らす」とよく言いますね。

虫垂炎は細菌感染の病気なので、細菌をやっつける抗生剤が効きます。ところが、必ず100%「散らせる」とは限りません。

また、全ての虫垂炎に対して抗生剤治療のみで手術せず経過観察できる訳でもありません。まだ破れてはいないけれど、すでに腹膜刺激症状が出ていて破れるまで余り時間的猶予が無さそうな時は、どうしても手術をお勧めすることになります。

 

「腹膜刺激症状」の有無も、やはりブログでご説明するのは難しいです。来院いただいて診察させていただいたほうが安心でしょう。

 

また明日も続きを書きますね。

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