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血圧計を巻く場所

[2017.09.15]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

「白衣高血圧」の逆で、「病院では基準値内だが、自宅の血圧計がいつも高い」場合にはどんな理由を考えれば良いでしょうか?

 

手首や指で測るタイプの血圧計の場合、院内の正しい血圧計との比較が必要というお話は前回いたしました。

 

自宅で使っている血圧計も「二の腕で測るタイプ」のものだった場合は、「ひょっとして、血圧計を肘関節に巻いて測ってませんか?」とご質問します。

 

二の腕で測る血圧計は、空気が入って膨らむバンドをぐるっと腕に巻いて計測します。あのバンドのことを「カフ」と呼びます。

 

カフは、肘関節に掛からないようにしなければいけません。肘関節よりも指二本分上に巻かなければいけないのです。

肘関節の上にカフを巻いてしまうと、腕の動脈とカフ内のセンサーの位置が遠すぎるため、正確な計測が出来ません。しかも、そういった測り方をしていると、実際の血圧よりも高めに出る傾向があります。

 

「いつも少し高めだなぁ」と疑問に思う方は、是非ご確認ください。

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