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誤嚥しない仕組み

[2014.11.01]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

後鼻漏(こうびろう)の話の続きです。

 

では、その梨状窩は何の為にあるのでしょうか?

 

鼻と口は、口の奥で合流して一つの道になります。

その一本道が、のど仏・声門のところで、二つに再び分かれます。

前の道が肺につながる気管、後ろの道が胃につながる食道です。

 

空気は肺に行かなければいけませんが、食べ物や飲み物は胃に行かなければいけません。

間違えて、食べ物や飲み物が気管に入ると、酷くむせて、外に押しもどそうとします。

 

ガバッと入ると誤嚥性肺炎か、もっと酷いと窒息です。命に関わります。

 

なので、間違えて食べ物や飲み物が気管に入らないように、声門にはフタがあります。また、垂れ込んで来た液体が前もって溜まるくぼみもあります。

それが、「喉頭蓋」と「梨状窩」です。

 

明日も書きますね。

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