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間食とちょこ食べ

[2015.10.30]
こんにちは。 東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。 糖尿病の食事療法で、 「間食は止めましょう」というのと 「少ない量をちょこちょこ食べましょう」というのがあります。 この全く正反対の意見、実はどちらも正しいのです。 正しいのですが、説明が足りないのでそのまま鵜呑みにするとどちらも間違っているとも言えます。 一日に摂るトータルカロリー量が同じならば、回数を増やしてちょこちょこ食べるほうが血糖は上がりにくいです。 なので、「ちょこちょこ食べる」はあながち間違いではありません。 しかし、「ちょこちょこ食べる」だけではいけません。「一日のトータルカロリーが増えない」という大前提を満たさなくてはダメなのです。これが難しい。 ちょこちょこ食べるとついつい一回一回の量が増えて、トータルカロリーも増えてしまいます。すると、糖尿病は悪化します。 なので、「間食は止めましょう」といった説明になります。 イメージとしては、あくまでもイメージです、この方法が本当にお勧めなわけではありませんが。 朝に、その日一日分の合計カロリーを計算してお弁当を買ってきます。 最近は、お弁当にカロリーが書いてありますので、計算機片手に自分の身長に見合ったカロリー内でいくつ買ってもオッケーです。 それを冷蔵庫で保管しながら、一日のうちに何度出してきて食べても構いません。 ちょこっと食べて、また冷蔵庫に保管します。 しかし、食べ切ってしまうと明日の朝まで追加は無しです。 こんな感じで、トータルのカロリーが増えないのならば、ちょこちょこ少ない量を回数多く食べるほうが糖尿病には良いのです。 しかし、これは難しいですよね・・・。現実的には不可能と言えるかもしれませんね。
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