膀胱炎と飲水
[2016.09.06]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
膀胱炎はまったく無症状のこともあるのですが、排尿時痛や頻尿などの症状を出すことも多いです。
おしっこをする時に痛んだり、回数が増えて30分おきに尿意を感じたりすると、その症状が嫌なあまり水を飲まなくなる患者さんが時にいらっしゃいます。
「飲水を減らして、尿量を減らし、出来るだけトイレに行かないように」と考えられるようです。
しかし、これは逆効果です。
腎臓で作られる尿は無菌なので、綺麗な水でどんどん洗い流すほうが早く細菌の数が減ります。
尿量が減って、トイレに行く回数が減ると、長い間、同じ尿が膀胱の中にあるので、細菌に増える時間を与えてしまうのです。
当初は、尿の回数が増えて鬱陶しいですが、結果的にはそのほうが早く治ります。
膀胱炎の時は、頑張ってたくさん水を飲むようにしてください。
また、点滴を受けていただいても尿量が増えますので効果を期待できます。