「熱い飲食物、保存肉の摂取は控えめに」
[2015.09.25]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
厚生労働省発表の「日本人に推奨できるがん予防法」の5番目に挙がっているのは、
「熱い飲食物、保存肉・加工肉の摂取は控えめに」です。
熱い飲食物はそれ自体が上部消化管がんの危険因子なのです。
熱い食べ物や飲み物をいつも摂っていると、食道がヤケドするんですね。ヤケドを繰り返すうちにがん化することがあります。
茶粥を食べる習慣がある奈良や和歌山では、食道がんの患者さんが多いのです。
同じ理由で、度数の濃いアルコール(ウィスキーやブランデー)をよく飲む人は食道がんの確率が増えます。
実は、世界がん研究基金と米国がん研究協会の研究では、ハム・サラミ・ベーコンなどの保存肉および牛・羊・豚などの赤身肉と大腸がんとの関連は確実ということになっています。肉類の加熱・加工などにより発生する発がん物質もみつかっています。
お肉は控えめが良いようです。