がん検診と特定健診
[2017.04.25]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
特定健診を受けていただいて全て基準値内で何も問題がない時、「良い結果ですね。全部正常値でしたよ」と説明させてもらうと、
「そうかぁー。よかったぁ。これで一年間は病気から無罪放免やね」とおっしゃる方がいらっしゃって、
こちらはいきなり慌てることがあります。
特定健診でわかる病気は、糖尿病・高血圧症・脂質異常症・肝機能障害・尿検査異常・血球異常・心電図異常・(東大阪市の場合:腎機能障害・高尿酸血症)のみです。
見ていただくと解るように、がんなどの疾患は一つも入っていません。
特定健診とはいわゆる生活習慣病健診であって、がん検診は全く別物なのです。
がん検診は、一つ一つ狙い撃ちで検査をしないと、がんを見つけることができません。
胃がんと食道がんを調べたければ胃のバリウム検査を、
大腸がんを調べたければ検便を、
乳がんを調べたければマンモグラフィー(レントゲン)を、
子宮がんを調べたければ婦人科検診を、
といった具合です。
以上が40才以上の東大阪市民が年に一度受けることができるがん検診です。
当院では胃がん検診と大腸がん検診をおこなっています。