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スピール膏

[2014.09.27]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

昨日の続きです。

タコやウオノメの再発予防の話です。

 

二日前にお話しした「サリチル酸ワセリン」とは、実は「スピール膏」や「イボコロリ」の主成分です。

しかし、これらの貼り薬は、時に注意が必要です。

 

多くの方があまり正しい使い方をされていないようです。

 

「イボコロリ」に関して、私は使用経験がありませんので、以下の説明が当てはまるのか不明です。

「スピール膏」は医療機関内でも普通に使う外用剤ですので、そちらをイメージして書きますね。

 

5ミリ直径のウオノメがあった場合、なんとなくぴったり5ミリ直径にスピール膏を貼ってしまいがちですよね?

これは絶対いけません。5ミリのウオノメに5ミリのスピール膏を貼ったら、ウオノメ周囲の正常の皮膚まで大きく溶けて、ひどいと傷になり痛みが出ます。

 

5ミリのウオノメには、その中央に2ミリほどの本当に小さめでスピール膏を貼る必要があります。

さらに、しっかりテープなどで固定しないといけません。もしスピール膏がずれてしまうと、ずれた先の正常の皮膚が溶けてしまいます。

 

現実問題としては、あまりスピール膏などであらかじめ溶かして処置をするのではなく、硬いうちに医院で削ってしまって、その後は御自宅でサリチル酸ワセリンの塗り薬やお風呂での軽石で再発予防、というのが最も簡単なように思えます。

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