腸の構造
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
「腹痛」は非常に多くの疾患であり得る症状ですので、ブログで「そのお腹の痛みはこの病気!」と断言するのはあまりにも危険です。
やはり、一度受診いただいて診察や検査が必要と考えたほうが良いでしょう。
と書くと、もう今日の話が終わってしまうのですが、ちょっと「腹痛の豆知識」をご紹介しましょう。
虫垂炎という病気があります。
世間では、「盲腸」と言いますよね。しかし、実際には盲腸という病名はありません。
腸は「小腸」と「大腸」に大きく分けることが出来ます。
胃の続きは「十二指腸」で、十二指腸は小腸の始まりです。
十二指腸が終わると「空腸(くうちょう)」になり、空腸が終わると「回腸(かいちょう)」になります。
十二指腸・空腸・回腸を合わせて、小腸と呼びます。
小腸が終わると、大腸が始まります。
大腸の始まりはT字路になっていて、右へ曲がると本流の「上行結腸」になります。その続きは、横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸となって本流が終わりです。
大腸の始まりのT字路を左に曲がるとすぐ行き止まりになっていて、その部分を「盲腸」と言います。
盲腸の先には、さらに行き止まりの細い腸がぶら下がっていて、その部分を「虫垂」と言います。
腹痛の話まで行き着きませんでしたね・・・。
明日、また続きを書きますね。