風邪とインフルエンザ
[2015.01.09]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日の続きです。
まず、典型的な症状の違いを、インフルエンザと風邪で比較してみましょう。
あくまでも「典型的な場合」のお話です。典型的なパターンから外れているかと言って、それだけで診断をつけるのは危険ですが目安にはなります。
インフルエンザは、何はなくともまずガンっと高熱が出ます。
高熱に少し先行して、倦怠感や関節痛が出る方もいらっしゃいます。
熱が出てしばらくすると、一般的な風邪の様な咳や鼻水が後から追いかけてくる感じです。
それに比べて、風邪は(急性扁桃炎などの特殊な場合を除いて)熱より、のど痛や咳や鼻水などの上気道炎症状が先行します。
風邪に熱は必須ではありません。熱が出ない風邪もあり得ます。しかし、インフルエンザで熱がまったくないという状況は考えにくいです。
明日も続きます。