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喉頭蓋と梨状窩の役割

[2016.09.14]

こんにちは。

東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。

 

後鼻漏(こうびろう)の話の続きです。

 

食べ物や飲み物が間違えて気管のほうに入らないように、声門の周りには、「喉頭蓋」というフタと、垂れ込んできたものが溜まるくぼみ「梨状窩」があります。

 

鼻水や唾液は、24時間ずっと分泌されていて、我々が意識しないうちにのどを通って胃に落ちて、再吸収されます。

 

食べ物のように意図的に飲み込んだ大きな塊は、喉頭蓋というフタが気管に入るのを防ぎます。

しかし、無意識に垂れ込んでくる微量の液体に対しては、喉頭蓋では対処できません。

一旦、声門の両側にある梨状窩というくぼみに溜まって、量が少なければこれまた無意識に食道のほうに流したり、量が多ければのどに違和感が出て、えへんと咳払いすると口に戻ってきたりして、気管には入らないようになっています。

 

明日も書きますね。

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