こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
前回の続きです。
感染性胆のう結石症は、かなり心配な状態です。
その理由は、「異物がある状態で、感染を完全にコントロールするのはほぼ不可能」という鉄則があるからです。
抗生剤という細菌をやっつける薬があります。
しかし、2日前にお話したように、抗生剤は血液や胆汁や尿によって局所に運ばれます。
つまり、血液や胆汁や尿が届かない場所の細菌はやっつけることが出来ないのです。
「感染性胆のう結石なら、胆汁が届いてるんじゃないの?」という疑問は、その通りです。しかし、完全には届かないのです。
明日も続きます。