血圧測定の聴診
[2016.09.17]
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
昨日の続きです。
医者が血圧を測っている時、聴診器で何かを聞いてますよね?あれは、何を聞いているのでしょうか?
脈の音が聞こえているのです。
上の血圧と下の血圧の間の時だけ、脈の音が聞こえるのです。
メカニズムは簡単です。
腕に巻いたカフの圧が血圧より高いと血流は遮断され、一時的に手に血が通わない状態になっています。すると脈の音が聞こえません。
ゆっくりカフ圧を下げて行って、上の血圧より下がると手に血が通い始めます。すると、脈の音が聞こえるようになるのです。
脈の音の聞こえ始めが上の血圧と判断しているのです。
つまり、血圧測定の時は、必ず一旦、上の血圧以上のところまで加圧しないと測れないのです。
明日に続きます。