糖尿病検査としてのHbA1c
こんにちは。
東大阪市 布施駅前 岸川医院の岸川です。
HbA1c(ヘモグロビンエイワンシー)が糖尿病の検査であることは前回お話しましたが、「ヘモグロビンってなんか貧血の検査じゃなかったっけ?」と思う方、いらっしゃるかもしれませんね。
その通りです。Hb(ヘモグロビン)というのは貧血の検査です。
血は見た目真っ赤な液体に見えますが、実は顕微鏡で見ると透明の黄色い液体中に赤い細胞がたくさん浮いていて赤く見えています。その赤い細胞が赤血球です。
赤血球の中にはヘモグロビンというタンパク質が入っています。ヘモグロビンは酸素とくっついて酸素を運ぶタンパク質です。なので、ヘモグロビン不足は赤血球が小さくなったり色が薄くなったり少なくなったりして貧血を起こします。
では、なぜ貧血に関係するタンパク質にA1cという文字がついたら糖尿病の検査になるのでしょう?
実は、ヘモグロビンにはいろんな種類があります。
その中の一つに、糖化ヘモグロビンと言って、糖がくっついているヘモグロビンもあるのです。
正常でも5%ほどは糖がついています。しかし、普段から血液中の糖分が高いとヘモグロビンにどんどん糖がくっついてしまいます。
つまり、糖化ヘモグロビンの%を測れば、普段からどれほど糖濃度の高い状態にヘモグロビンがいたかが解るわけです。これに気付いた人が、それなら糖化ヘモグロビンは糖尿病の検査に使えるんじゃない?と思いついたんですね。